一般的な高気密住宅は機械換気に依存しますが、WB工法は自然の力で換気と断熱を両立します。 形状記憶合金による自動開閉システムにより、季節に応じて最適な室内環境を維持し、 機械に頼らない健康的な住空間を実現できるのが大きな違いです。

WB工法の家|家族の健康を守る
WB工法とは
家が自然に「呼吸」する革新的な工法

WB工法は「W(ダブル)」=湿気と空気、「B(ブレス)」=呼吸を意味し、 家が生きているように自然に呼吸することで、室内環境を快適に保つ画期的な建築工法です。
形状記憶合金を利用した自動開閉装置により、夏は涼しく冬は暖かい理想的な住環境を、 機械に頼ることなく実現します。
WB工法の6つのメリット
シックハウス症候群を防ぐ

有害な化学物質や臭いが室内にこもらず、常にクリーンな空気環境を維持。
機械換気に頼らずに健康的な住空間を実現します。
構造体の長寿命化
壁内の湿気を自然に排出するため、構造材の腐食や劣化を防止。
世代を超えて住み続けられる丈夫で長持ちする家を実現します。

結露知らずの調湿性能

土壁のような湿度調整機能により、室内の湿度を自然にコントロール。
結露の心配がなく、カビやダニの発生を抑制します。
省エネで快適な温度管理
夏は涼しく冬は暖かい理想的な温度環境を自然の力で実現。
エアコンの使用を大幅に減らし、光熱費を削減できます。

部屋干しでも臭わない

梅雨の時期でも洗濯物が素早く乾き、生乾きの嫌な臭いが発生しません。
一年中快適に室内干しができます。
生活臭・ペット臭を解消
料理の臭いやペットの臭いなど、生活臭が壁を通して自然に排出。
常に爽やかで清潔な室内環境を保てます。

WB工法の仕組み
季節に応じて自動で変化する賢い住宅システム。
夏:自然の涼しさを活用

- 通気口が自動で開き、床下の涼しい空気を取り込み
- 壁内を空気が上昇し、熱気と湿気を自然に排出
- エアコンに頼らず、自然な涼しさを実現
気温の上昇と共に形状記憶合金が作動し、通気口が自動で開放されます。
床下の涼しい空気が壁内を上昇することで、室内の熱気を効率的に排出し、 自然な涼しさを室内にもたらします。
冬:断熱性を高めて暖かさキープ

- 通気口が自動で閉じ、冷気の侵入を完全シャットアウト
- 壁内に空気層を形成し、断熱性能を大幅にアップ
- 室内の暖房効率を向上させ、光熱費を削減
気温の低下により形状記憶合金が収縮し、通気口が自動的に閉鎖されます。
壁内の空気が動かなくなることで断熱層を形成し、 室内の暖かい空気を効率的に保持します。
湿度調整:土壁の原理を応用

- 透湿性壁材が湿気を自然に通過させる
- 結露やカビの発生を根本から防止
- 化学物質や臭いも一緒に排出し、空気を浄化
伝統的な土壁の湿度調整機能を現代建築に応用。
透湿性の壁材により、余分な湿気や有害物質を自然に屋外へ排出し、 一年中快適で健康的な室内環境を維持します。
よくある質問
WB工法に関するお客様の疑問にお答えします。
WB工法と一般的な高気密住宅の違いは何ですか?
冬に通気口が閉じても、壁内で結露は起こりませんか?
WB工法では透湿性壁材を使用しているため、壁内の湿気は自然に外部へ排出されます。 通気口が閉じた状態でも湿気の逃げ道があるため、壁内結露の心配はありません。
形状記憶合金は劣化しませんか?
形状記憶合金は航空宇宙産業でも使用される高耐久性材料です。 温度変化による開閉動作を半永久的に繰り返すことができ、 適切な保守管理により長期間安定した性能を維持できます。
24時間換気システムは不要ですか?
WB工法では自然換気により十分な空気質を確保できるため、 法定の24時間換気システムは設置しますが、実際の稼働は最小限に抑えることができます。 これにより電気代の削減と静かな住環境の両立が可能です。
海に近い場所でも問題ありませんか?
形状記憶合金は耐腐食性に優れた材料を使用しており、 塩害地域でも適切な防錆処理を施すことで長期間安定してご使用いただけます。 海岸地域での施工実績も多数ございます。
建築コストはどの程度アップしますか?
WB工法の導入により初期費用は若干増加しますが、 光熱費の大幅削減と建物の長寿命化により、 ライフサイクルコストでは一般住宅よりもお得になります。 詳細な試算については個別にご相談ください。